やさぐれはぐれ鳥、都会に死す
移りゆく
季節の狭間で
うずくまったままの
やさぐれはぐれ鳥
翼は
力尽き
友は
飛び立って行った
冷たい都会の風
身も心も凍えるほど
いったいオイラ
何してんだろ
冬はもうそこまで
きてるっていうのに
金は
底を突き
体は
言うことを聞かない
冷たい雨の中
落とした悲しみの滴



移りゆく
季節の狭間で
うずくまったままの
やさぐれはぐれ鳥
翼は
力尽き
友は
飛び立って行った
冷たい都会の風
身も心も凍えるほど
いったいオイラ
何してんだろ
冬はもうそこまで
きてるっていうのに
金は
底を突き
体は
言うことを聞かない
冷たい雨の中
落とした悲しみの滴
街は早々と
クリスマスの装い
線香花火きらめく
夏の夜
未だ昨日のよう
時は僕を
追い越してゆく
淡い想い出さえ
連れ去ってゆく
どこか足早に
街ゆく人たち
それぞれの物語
紡いでいるのかな
暮れゆく空に
淋しさが
とめどなく溢れ出る
澄んだ青空が広がる
小春日和の穏やかな朝
僕の傍らに
薄化粧したキミ
思い通りにならないと
悟った日の
悲しげなキミが
忘れられない
何も与えられないまま
何も伝えられないまま
仄かな輝きが
空の彼方に
舞い上がっていった
ありがとう
ありがとう
愛おしい人
さよなら
さよなら
かけがえのない人