ひとりになりたくなかったんだ
ボクのことなんか
もう忘れちまったろうな
ボクはこんなに
ずっと覚えているのにな
でも忘れられた存在も
そんなに悪くはないな
やっぱりボクは
ひとりがいいんだな
また今年も 夏がくる
想い出の涙 流すだろう
たくさんの想い出が
浮かんでは消えてゆく
やっぱりボクは
ひとりになりたくなかったんだな



ボクのことなんか
もう忘れちまったろうな
ボクはこんなに
ずっと覚えているのにな
でも忘れられた存在も
そんなに悪くはないな
やっぱりボクは
ひとりがいいんだな
また今年も 夏がくる
想い出の涙 流すだろう
たくさんの想い出が
浮かんでは消えてゆく
やっぱりボクは
ひとりになりたくなかったんだな
会いたくない
今は会いたくない
こんな姿で会いたくない
誰にも知られたくない
いつ会えるかな
もう会えないかな
自分次第だとわかってる
でもどうしようもない
こんなはずじゃなかった
いやこんなもんかな
誰も期待なんかしてやしない
最初からわかってた
目立たぬように置かれた公衆電話の
受話器に耳をあててみた
誰かの懐かしい声が
聞こえてくるような気がした
紫陽花の花がキレイだ
もうそんな季節
ひとり公園のベンチに座って
ゆっくりと流れてゆく時間を見ていた
こんな時間に公園にいるのは
おじいちゃんと
おばあちゃんと
子供を連れたおかあさん
何してんだろう
僕はまるで
ひなたっぼこしてる
公園の野良猫
普段は信仰心もないし
存在も信じてないが
いざとなると
手を合わせてしまう
だけど神様は
こっちの都合よくは応えてくれない
どうやら神様にも嫌われているらしい
だけど神様
今度ばかりは助けてくれないかな
一度だけでいいから
いい子でいるから
そろそろ
いい目見させてくださいな