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セピア通りの詩

社会からはぐれてしまった孤独が好きな寂しがり屋の日記。日々生きる意味を探しています。

雨の中から見た虹

Posted by 飛呂人 on   0

ひょんな場所で

近所の人と

ばったり会った

あいさつぐらいはと

声を絞り出すも

言葉が出てこない

そう言えば長いこと

喋ってなかったな

自分の声に驚く


気まぐれな夏の空

囃し立てるように蝉の声

救急車のサイレンの音が

心のふちに突き刺さる


突然降り出した雨は

一瞬のうちに

褪せた町

飲み込んでいく


雨に擬態した僕の

目に飛び込んできたのは

ピュアシルバーの

美しい町と

雨向こうにかかる

パステルカラーの虹


初めてこの町を

好きと思えたこの瞬間

いつまでも大切に

胸の中 しまっておこう


雨上がりの町

ビルも

信号も

街路樹も

人間も

ピカピカに光ってた

ゆく夏を惜しむかのように

蝉がまた騒ぎ出した

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大事なものを置き忘れた夏の終わり

Posted by 飛呂人 on   0

一寸先すら見えない

日々の暮らしの中

今日も一日

過去を振り返ったり

思い出を懐かしんだり

年を取った証拠かな

今幸せじゃない証拠かな

夏の終わりを告げる風とともに

せつなさが胸に運ばれてきた

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秋の風が吹く頃に

Posted by 飛呂人 on   0

秋の風が吹いて

そよそよと揺れる稲穂

空には羊たちの群れ

薄れゆく夏の足あと

寂しさがひとつ

僕の心にそっと

運ばれてきました

それは誰のせいでもなく

ただ季節がひとつ

通り過ぎていっただけのこと

ただ過去がひとつ

増えていっただけのこと

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ささやかでひそやかな仕合せ

Posted by 飛呂人 on   0

のどかな春の日に

小川のほとりに腰をおろし

糸を垂らして

ウキを眺めながら

のんびり時間を過ごしたい


星のきれいな夏の夜に

川の土手に寝転んで

名も知らぬ星をつなげて

絵を描きながら

静かに時間を過ごしたい


夕暮れせまる秋の日に

防波堤の上に立ち

遠く聴こえる波の音とともに

沈む夕日を見守りながら

おだやかに時間を過ごしたい


ベルが鳴り響く聖なる夜は

窓際にツリーを飾り

お気に入りのクリスマスソングに

みんなの平和を祈りながら

愛する人と時間を過ごしたい

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良き時代の良き旧友へ送る真夏のメッセージ

Posted by 飛呂人 on   0

セミの声が騒々しくなりました

暑さ厳しい折 いかがお過ごしですか

僕は毎日グダグダ生きています

身を隠すように生きています

過去にしがみつき生きています

未来に怯えながら生きています

赤っ恥さらして生きています

なんとか僕は生きています

どうかくれぐれもご自愛ください

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